歯医者さんが増えている理由

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歯医者さんが増えているのはなぜ

子供の虫歯が激減

歯磨き器具や歯磨き粉などの技術発展により、家庭内での虫歯予防が向上し、1989年に12歳児1人あたり4.9本であった虫歯が2010年には1.37本、2017年にはなんと1本を切り、0.82本となっています。
健康面からすれば、喜ばしいことですが、歯医者さんとしては、虫歯を来院理由にする患者さんが、子供を中心に激減したことになります。
また、歯周病についても、政府の打ち出した8020運動、つまり、80歳まで20の自分の歯を残す運動は、2016年には51.2%の達成率を誇っています。
一時は隆盛を誇ったインプラント施術についても、消費者のイメージ悪化などから減少傾向にあります。
このような、治療目的の絶対数の低下は、患者さんの奪い合いに発展し、毎年200件ほどの歯医者さんが開業する中で、実は歯科医院の倒産も起こっています。
経営がうまくいっている歯医者さんと経営難な歯医者さんの二極化が進んでいるのです。

進む高齢化で求められる治療

高齢になられても、活発に活動されている「アクティブシニア」の方々であれば、歯周病の治療に加えて、人と会うときに気になる口臭の元になる歯垢クリーニング、素敵な笑顔を演出するためのホワイトニングなどの審美治療など、より人生を楽しむための治療方法の提案をすることができます。
一方、認知症を発症した患者さんとなると、来院自体が難しい場合が多くなります。
自分の力で口腔内を清潔に保つことが難しくなり、歯周病治療に加えて、自分で脱着ができなくなった入れ歯の誤飲を避けるための処置や、口腔内の整備、嚥下機能の低下を抑える処置なども必要となり、訪問での診療の必要性が今以上に高まると考えられます。
大学病院などに新設された「高齢者歯科」(病院によって名称は異なる)などは、日本老年歯科医学会が養成した医師が所属していて、認知症の患者さんへの対応も的確で、注目されてきています。


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